歴史探訪 2.NHK人形劇三国志でゆく、中国、三国志の旅 雒城陥落 落鳳坡に散る
歴史探訪 2.NHK人形劇三国志でゆく、中国、三国志の旅 雒城陥落 落鳳坡に散る
はじめに
今回は、2017年秋に成都から西安までをバイクで往復旅行した際のメインテーマであった三国志の旅をご紹介します。それらは過去記事にもエントリーされているのですが、実は、中国人向けチャットアプリwechatでは、中国朋友向けにリアルタイムで名作「人形劇三国志」のキャラクターと地図を使い、戦いの様子などを再現しておりました。
人形劇三国志といえば、今も根強い人気を誇る名作です。第一回放送から40年近く経つというのに、今年またDVDが発売されているようです。お求めやすい価格で!!とはいえ、けっこうなお値段・・・。笑
私はNHKの回し者でも、川本喜八郎の回し者でもございませんので、あしからず・・・。
さて、成都から西安に向けての道は、正に劉備が蜀の皇帝になるための道であり、人形劇三国志も三国志演義がもとになっているので、ここが見せ場、山場、そして、孔明が亡くなるまでのクライマックスでもあり、それゆえ、この地域にはたくさんの名勝古跡が存在します。
① 雒城陥落
雒城陥落では、敵将張任の男ぶりが光ります。
孔明の策略、金雁橋での攻防、劉備軍の面々を見るだけでも張任に勝ち目はありません。現在の金雁橋や張任墓などの様子を下の記事では確認できます。
②落鳳坡に散る
天才軍師龐統が落鳳坡で亡くなります。その後、劉備と蜀にとって龐統の死が大きく影響します。龐統の死が荊州にいる孔明を益州に呼ぶことになるため、関羽一人で荊州を守ることになります。歴史にもしはありませんが、もし、関羽と孔明で荊州を守ることになっていれば、関羽が呂蒙に討たれることがなかったのではないかと思えます。そうすると、関羽の弔い合戦である夷陵の戦いも存在せず、敗走した劉備が白帝城に逃げ込むことにもならなかった・・・、想像はどんどん膨らみます。笑
龐統祠や落鳳坡の様子が下の記事で確認できます。
次回、劉備入蜀から再開します。