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中国生活 7.日本円から中国元への両替手数料を計算してみた 中国工商銀行 編

中国生活 7.日本円から中国元への両替手数料を計算してみた 中国工商銀行 編

 

前回は中国銀行で日本円から中国元へ両替しましたので、そのときの手数料を計算してみました。その後、さらに中国元が必要になったため、他の銀行の手数料がどうなのか、調べてみたところ、中国工商銀行の手数料(スプレッド)が有利であることを発見しましたのでレポートします。前回のレポートでは、両替レートの更新頻度について言及しておりませんでしたが、前回とは別の中国銀行の支店で行員に確認したところ、15分置きに更新されるということです。中国で確かな情報を得ようと思えば、5人から10人に聞く必要がありますし、銀行によってもポリシーが違ったりしますので、この辺りはもう少し調べてみる必要があります。ただし、どの銀行も両替する時点において提示しているレートは支店間での差はなく、中国のどの地域においても銀行ごとに統一されているということは確かなようです。(中国銀行中国工商銀行で確認)
今回私が両替した金額は日本円で100,000円です。工商銀行では、外国人の場合は両替のたびに窓口でパスポートを提示する必要があるようです。この辺りは中国銀行とは異なります。(工商銀行の行員2人に確認しました)中国銀行では、日本円を口座に預けている場合はキャッシュカードでATMとは別の機械で中国元へ両替することができます。その後、ATMから中国元を引き出します。

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写真1 中国工商銀行のロビーでレートを確認しましたが、丁度昼休みで午後2時から両替用窓口が開くということでした。

f:id:travelife:20170620225504p:plain写真2 12時から13時の間は、ほぼ変動がなく16.33程度が中値かと思われます。

さて、気になるレートですが、写真1が当日両替する2時間前に行員に確認したときのレートです。それから少し変動しておりますので、実際には5965.7元を受け取りました。ただし、レートが変動しても中値を基準に売値と買値が設定されていますので、どの時点においてもスプレッドがどのように設定されているのかは確認できます。写真1のレートでは、日本円10,000円を中国元596元に両替することができます。日本人に馴染みがある表記に置き換えますと、10000÷596=16.77ということになります。中国元から日本円へ両替するときは、中国元614元で日本円10,000円ということになりますので、10000÷614=16.28ということになります。16.77-16.28=0.49、写真2(1時間足のチャート)から写真1を撮影した当時の中値を16.33とします。0.49÷16.33=0.030(百分率で3.0%)にスプレッドが設定されています。

まとめ(中国銀行中国工商銀行

中国工商銀行では、
日本円から中国元への両替手数料は2.7%
中国元から日本円への両替手数料は0.3%

中国銀行の手数料については前記事を参照

中国銀行はスプレッドが中値を挟んで4%に設定されている。
中国工商銀行はスプレッドが中値を挟んで3%に設定されている。

いづれも、中国元から日本円への両替手数料が有利(手数料全体の1割程度)に設定されている。

中国銀行の場合は一度日本円を預けておくと窓口で両替をする必要がない。