雨水タンクの自作 その4 袋型雨水タンクのメンテナンス
雨水タンクの自作 その4 袋型雨水タンクのメンテナンス
※袋の耐久性に関する記述や、交換手順に一部誤りがありましたので、修正版という形で新たに記事を作成しましたので、そちらも合わせてご参照頂ければと思います。
はじめに、
雨水タンクを導入してから、はや半年、厳密には7カ月が経過しました。これまで、ほぼメンテナンスフリーで運用して参りましたが、12月に入り、どうもタンク3号機の様子がおかしい。なにやら漏れている。木箱自体はコーキング処理などしておりませんので、袋から水が漏れれば、必ず木箱からも水が流れ出てきます。まぁ、間違いなく袋からの漏水ということなので、雨水タンクに使用している袋の取り換え作業を行うことにしました。
今回の記事は写真が多いので、写真に合わせて進めてまいります。
袋交換前のタンク内の様子。袋は2重にしています。取水器が優秀なので、7カ月使用してもゴミの様子はこのとおり。
漏水といっても染み出る程度のものです。タンク外側のビニールの状態を見れば劣化しているのがよくわかります。
袋を取り出すと木箱の下に水が染み出ていました。
オーバーフローのために取り付けた継手部材は問題なし。
木箱に開けた穴に対し、この継手部材を差し込み、袋を留め付けています。
こんな感じです。
さて、漏水の確認作業です。パッと見では漏れているのかわかりません。雑巾で袋をしっかりと拭いたあと、吊るして観察していると、やっぱり、袋から染み出ています。
使用していた2枚の袋のうち、内側はゴミ廃棄用に、外側は別の用途に使えるかも。
新しい袋に取り替えていきます。ここで登場、メガライナー300L!!
そして、次にこんなものを用意します。
「よし、出陣じゃ!!これで、あのにっくきブタ野郎を懲らしめてやる!!」
ちがう、ちがう。
継手の形(円)、大きさに合わせてハサミで袋を加工します。
袋の下側と木箱の底を合わせる作業です。
このときに袋がずれないように継手を組み合わせます。
そして、さきほど用意した棒で、袋の下側をならしていきます。
だんだんと馴染んできたら、最後に四隅を押さえていきます。
このときに掛け声が必要になります。
アチャー、
オチャ―、
ゲンマイチャ!!
そして2枚目の袋も同じように取り付けていきます。
メガライナーはマチがありますので、中央線を木箱の中心に合わせます。
継手部分が中心線に合うように持ってきます。中心線で袋を重ねることができるのでハサミの加工もバッチリです。1枚目の取り付けのときは完全に忘れていました。笑
こんな感じ。
しっかりと継手を組み合わせ袋がずれないようにして、さきほどと同じように、アチャー、オチャ―、ゲンマイチャとやります。
袋の下側と木箱の底がフィットしましたら水を入れていきます。
よりフィットさせるために水を使います。入れすぎに注意してください。
もともとタンクに入っていた雨水を袋交換作業のためにポリバケツに移動させたものです。綺麗な雨水でしょ!!
メガライナーの形状は横長なので左右は余裕がありますが、前後はギリギリになります。水をいれた状態で、前後の余り部分を確認し調整します。
前側が少し短いのがわかります。
木箱の外回りにビニールひもをまわし、外側に出たビニールを固定すれば完成です。
再び登場、メガライナー!!
おわりに、
今回、木箱からの漏水を発見することで、袋の交換作業が必要だということがわかりました。正直なところ、半年以上も袋がもつとは想像していませんでした。運用当初は2カ月から3カ月程度に一度、交換が必要だろうと予想していましたが、予想以上にメガライナーの耐久性能が高いことが分かりました。現在、タンク1号機(300L)、2号機(180L)、3号機(180L)と3台体制で運用しており、それぞれ、メガライナーを3枚、2枚、2枚と使用しています。コスト的には1枚50円ほどで購入できますので、十分採算に見合うものであることが証明できたこと、うれしく思います。