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中国旅行 44.宿泊施設で登記できない場合の対応

中国旅行 44.宿泊施設で登記できない場合の対応

中国で宿泊施設に滞在する際は、外国人であれ中国人であれ身分証明書を提出し、登記をしなければなりません。中国各地にある比較的低価格の宿泊施設では外国人の登記はできないということで断られるケースがあります。それは宿泊施設側のパソコン上で身分証をスキャンし、顧客の個人情報を入力し、オンライン登録するシステムでは不可だということを言っているのだと思います。f:id:travelife:20180210104326j:plain

ホテルの老板に許可を得て写真を撮らせてもらいました。これでパスポートの写真ページを読み取ってもらいます。

中国人が携帯する身分証は日本でいう運転免許証のような役割を果たしおり、そして大きさも日本の運転免許証とさほど変わりません。スキャンすれば個人情報が読み取られ、自動的に登記用フォーマットに入力されます。中国における私たち外国人の身分証はパスポートになります。このパスポートと中国人が携帯する身分証の大きさに違いがあるため上手くスキャンできなかったり、またパスポートの場合は個人情報を手入力する必要があるため、登記手続きが中国人と比べて煩雑になります。(※中国人と外国人ではフォーマットが異なります。)また、宿泊施設の従業員の経験が浅く、あるいは宿泊施設自体が以前に外国人の登記手続きをしたことがないので、その登記方法がわからず、外国人と分かった段階で面倒を避けるために断られることもあります。そういう場合は一旦あきらめ、対応してくれそうな宿泊施設を探すほうが時間的にも精神的にも良いと思います。

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公安で登記後に発行される登記表、ホテル側で登記した場合は発行されることはありません。

オンライン上の登記ができない場合でも、1.パスポートの写真ページと、2.最後に中国に入国したときのスタンプがあるページ、3.査証を取得している場合は査証が貼られたページの3枚をコピーし、1.写真ページのコピー内に宿泊施設の名称と部屋番号を記載し、最寄りの公安、派出所に提出すれば宿泊可能になることがあります。

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実際にコピー持参で公安に行くこともしばしば。公安の人は親切な方が多い!!

なぜなら、その手続きの方法自体がホテル以外の場所で滞在するときの中国における登記手続きの方法だからです。ただし、中国はとても広大な土地を所有する国です。その地域ごとに慣習や基準が違うのが実情です。中国での滞在期間が長くなれば、その意味がわかるようになります。日本のように一つの基準で統一されていないことも多く、その地域とその時のタイミングで対応と結果が変わるものだと理解されているほうが賢明です。

まとめ

・宿泊施設側から外国人ということで断れた場合は、一旦あきらめ、登記してもらえそうな別の宿泊施設を探す。

・オンラインで登記できない場合は、パスポートとパスポートのコピー持参で直接公安、派出所へ行き登記手続きを行う。

・それでもダメな場合は、日頃からよく外国人が宿泊している価格が高めの宿泊施設に宿泊する。