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中国生活 3.大気汚染とマスクの着用

3.大気汚染とマスクの着用

 

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PM2.5の影響で視界不良となり離陸ができなかったときの様子 写真中央に人がいます。

 

中国でも昆明のような高地にある都市は大気汚染とは無縁な地域です。地域によって汚染が深刻なところもあれば、軽いところもあり、広大な面積を持つ中国ですから一様には語れません。中国東北部の北京や河北は大気汚染が厳しい地域であることは間違いないと思いますが、それでも、その地域の中国人全てがマスクを着用しているわけでもありません。老年の方ほどマスクの着用率は低く、10代から40代までの年齢層は着用率が高いように感じます。逆に年齢がそれ以下の子供たちは、それほどマスクを着用していません。一方、北京に留学に訪れている外国人は、結構な割合でマスクを着用しています。中国人よりもより深刻に考えているのだろうと思います。カートリッジフィルターの付いた物々しい業務用マスクを着用している人たちもいますが、そこまでする必要があるのかどうかは、今の段階ではわかっていません。中国における大気汚染PM2.5は、日本における花粉症と発生年代、アレルギー反応がある、マスク着用の必要性という意味でよく似ていると思います。最近では、スマホのアプリでPM2.5の状況を知ることができます。低度汚染、中度汚染のときは、マスクを着用している人は少ないですが、高度汚染になるころからマスクの着用率が急激に上がります。高度汚染になると辺り一面の視界が白っぽくなります。さすがに、これは長期的に見た時に人体に影響がありそうです。現地の人に人気があるマスクのブランドといえば、スリーエム(3M)です。深刻に考えている人たちはスリーエムのフィルターのついたものを着用しています。価格は1枚10元程度で販売されています。現地の人に聞いたところ1週間くらい同じマスクを使用するようです。日本人がよく使うペラペラのタイプのものは薬局などで6枚入りで10元程度で売られていますから、日本の実勢価格よりは少し高いように感じます。それらを2枚重ねにして使うなどでも対応ができそうな気はしますが、成長期の学生や青年期の20代の人たちはできればスリーエムなどの質の高いマスクを着用しているほうが無難でしょう。

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健康意識の高い学生の多くはスリーエムの9001Vを着用しています。タオバオなどのネット通販で購入すると1枚5元程度です。

 

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日本のネット通販だと9001Vはヒットしませんが、9010だと1枚120円程度です。