travelife

中国旅行 42.中国バイクの旅 台山市广海镇から珠海市头门区 阴峪河

中国旅行 42.中国バイクの旅 台山市广海镇から珠海市头门区 阴峪河

2018年1月30日 天気:雨・くもり 走行距離143km 時間5時間

宿泊:88商務賓館88元

f:id:travelife:20180203020220p:plain

当日の走行ルート ※到着後に振り返るため始と終が逆になっています。

午前10時半にチェックアウトをして出発。この日は珠海まで向かいます。珠海の中心部はバイクの禁止区に指定されています。中心から直線で20kmほどの距離に位置する头门区か金湾区が目標となります。途中、阴峪河があり、行く手を遮っていますが、数年前のネット投稿では船で渡ることができるとあります。

f:id:travelife:20180203023706p:plain

船で対岸に渡ることができるのか?現地に行かないとわからない!!

广海から約50kmの距離にあるその渡口に向かって走りますが、とにかく寒い。前日よりもさらに寒さが増している。そして強風に雨です。何度も飛ばされそうになりました。手袋にも水が浸透してきて手がしびれてきます。海南島を25日に発って以来、体感的には夏から冬になりました。温度差もそうですが、何より、この冷たい強風がさらに体と心を冷やします。成都出発時よりもさらに着衣を一枚増やすという事態になっても、なお寒い。この寒さ、はっきり言います、異常気象です。こんな寒いはずがない!!っと心の中で叫びながら走ること2時間、渡口付近に到着します。現地の人に渡口がどこにあるのか訪ねますが、はっきりとした答えがありません。一人の青年が渡口の場所を知っていましたが今は運行していないと言う。とりあえず渡口に行きました。やはり、どうやら運行していないようです。ここが運行していないとなると走る距離が50km以上増えることになります。船が運行していれば河幅2km程の対岸に渡ることができるのに残念ながら迂回するよりほかはなさそうです。普通車が河に架けられた橋を高速で走っています。そうです、高速道路だからバイクは走れません。

f:id:travelife:20180203024012p:plain

対岸へ渡るのに何キロ走らなければならないのか・・・涙

その橋を見ているときの風の強さが半端ではありませんでした。暴風雨のなか、河に沿って北へ走らせました。途中、ガソリンスタンドで給油をし、熱いお湯を一杯もらい少し休憩させてもらいました。今まで、随分と寒さに耐えながら走ってきましたが、この日の寒さはひどかった・・・。

f:id:travelife:20180203020633j:plain

そして、ようやく阴峪河を渡りきることができました・・・

f:id:travelife:20180203020851j:plain

と思っていたら阴峪河は上流で潭江と南坦海に別れていました。

f:id:travelife:20180203020905j:plain

南坦海に架けられたもうひとつの橋

f:id:travelife:20180203020920j:plain

南坦海という名の河のようです。

f:id:travelife:20180203025501p:plain

25キロほど北上したので、ここから25キロほど南下しなければなりません。

珠海市头门区まで、あと20kmほど残して遅い昼食です。

f:id:travelife:20180203020936j:plain

空腹と寒さで震えながら、同じものを二杯食べました。

そして午後4時過ぎに珠海市头门区に到着。地図アプリで付近のホテルを検索しました。翌日、バスでマカオに行かなければなりませんので、できるだけバス停に近いホテルで、さらに荷物を預かってもらえるところを探しました。1件目に訪れたホテルはチェーン展開しているホテルです。外国人に対するフロントの対応もこなれていました。宿泊料が88元ということだったのでチェックインをし、部屋に入り、荷物、備品の確認と手入れを行いました。ここまで30日間走り続けてきました。備品もそれなりに痛んできています。そして、バス停の場所の確認を兼ねて、食事と買い物に行きました。

f:id:travelife:20180203021606j:plain

牛肉がたくさん入ったスープと一緒に白ご飯(15元)。

f:id:travelife:20180209133830j:plain

ホテルの部屋は少し狭いですが清潔感があり、フロント従業員もとても親切でした。

1月1日、成都を出発して以来、1月30日、珠海に到着するまで、約5300キロを無事に走ることができました。これも中国人の皆さんの協力と応援があったからだと思っています。中国人の皆さん、ありがとう!! このあともバイク旅はまだまだ続きますが、ブログ記事にするのは成都から珠海までで一旦終了です。

※ 必ずお読みください。

中国を個人で旅する場合、外国人が宿泊できないホテル、旅館があります。そして中国人であろうと外国人であろうと宿泊する場合には毎回登記をしなければなりません。私も毎回チェックインのときにパスポート番号などの個人情報をを告げるようにしております。このブログでは可能な限り旅先での宿泊したホテル名を記載しようと考えております。ただ、ご理解しておいて頂きたいことは、必ずしも同じように宿泊できるということではないということです。私の場合は、現在、居留許可を得ており、ある程度、中国語を学習した身ですので中国語での会話が可能です。また日本と違い、こちらでは、その都度対応が変わる可能性もあります。そして、中国には外国人が立ち入りできない地域があります。どこの地域が該当するのかは一般的に公開されておりませんので、私にもわかりません。知らずに立ち入りしていることも可能性としてはありますが、そういった場面に遭遇した場合でも、中国政府のポリシーとして一般的に公開されていないものを個人のブログで公開することはできません。中国には、たくさんの美しい景色があり、たくさんの民族が住んで居て、たくさんの文化と歴史があります。それらを日本語で紹介するのがこのブログの趣旨であります。