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水循環システム 雨水タンクの自作 その2 雨水タンクの製作

水循環システム 雨水タンクの自作 その2 雨水タンクの製作

・雨水タンクの製作

検証期間のあいだにタンクの配置場所と寸法などを考えておりました。今回はタンクそのものに水を溜めるという発想ではなく、考え方としては、大きなビニール袋に水を溜めていくというもので、その袋を安定させるための枠として木箱を作ります。初期雨水には屋根に積もったゴミや塵などが含まれますので、ある程度の期間が経てば袋の底にそれらが堆積してくると思います。その時は内側(2枚、3枚重ねて使用している場合)の袋を取り出すことで容易に清掃が行えます。また、時間の経過とともに袋の劣化が著しいときは内側のものを廃棄します。

木箱製作にあたり寸角の角材と9mmのコンパネを使用しました。寸角の角材でフレームを作り、9mmコンパネをそのフレームにコースレッドで止めつければ完成です。製作時間は切り出しから組立をいれても、それほどかかりません。

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市販されている袋の中で大容量で入手しやすいのがメガライナー300です。厚みは0.025mmと薄いのですが、2枚あるいは3枚に重ねることで、その問題はクリアできるかと思います。

 

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カインズホームのネット通販で注文すれば、お近くの店舗で受取ることができます。

メガライナーはマチがあり、四角い木箱に使用するには適しています。ポイントはビニール袋の底部を木箱の底面に沿ってきっちり敷き詰めた状態で、木箱の上部でビニール袋を折り返すことができるように、あらかじめ木箱のサイズ考えて製作しておくことです。実際には袋の高さが1000mmですので、木箱の高さは900mm程度が妥当なラインだと思います。

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このように折り返すことでビニール袋がズレるのを防ぎます。

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製作した大容量タンクは幅(900mm)があるためにメガライナー300でも余裕がなかったため、発砲スチロールのブロックを底に敷き詰め底上げしました。

木箱には腐食防止にエンジンオイルの廃液を塗っておきました。オイルを塗ることによって、木の表面で雨水を弾くために耐久性が増すものと思います。ある程度、日にちが経つと、オイルが浸透して表面が落ち着いてきます。しかし、それでも衣服などが擦れると衣服にオイルが着いてシミになるので気を付ける必要があります。

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こういうときのために、オイル交換の際にでる廃液を保管しておきました。

コンパネの側面上部に穴をあけ、ビニール袋にも同じように穴をあけます。開けたところを塩ビ配管の継ぎ手で固定することによって、オーバーフローできるようになり、ホースを用いて雨水を2台目、3台目、あるいは、側溝へと誘導します。

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写真では分かりにくいですが、塩ビ配管の継ぎ手オス、メスでコンパネをサンドイッチすることでビニール袋を押さえることができます。漏水しません。

 

・+配線側にオンオフスイッチの設置と電源の確保

ポンプが12V製品のため、テスト開始早々は、自宅にあるソーラーパネルの充電用に購入していた12Vのシールドバッテリーに直接つなぎ、そのバッテリーとポンプをつなぐ+配線の途中にエーモン社のオンオフスイッチを割り込ませて運用していました。

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オンオフスイッチで水が供給できるようになっています。

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なかなか使い勝手がいいです。エーモン社の製品はえーもんが多い??

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キャンプにおすすめのシールドバッテリーです。

この12Vのバッテリーは太陽光で充電できるため、家庭用電気を使う必要がなく、フル充電すれば1週間は十分に使えることから、さらにエコライフとなるわけですが、高齢の両親でも簡単に使用できるよう、できるだけ解り易いものにしなければなりません。そこで、12Vから100Vに変換するためのコンバータとエーモン社のシガーソケットを準備し、さらに一口のオンオフタップ(100均)を家庭用コンセントに取り付け、そこから電源を取るようにしました。少し手間にはなりますが、コンセント側に電源オンオフスイッチを入れることで、シガーソケットが常時オン状態になることを回避できます。

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当初はバッ直で運用していました。